代表中澤の日々の徒然
POST: 2024.10.24
設計
屋根の下地
屋根の仕上げ材は、おおよそガルバリウム鋼板か瓦になるかと存じます。それぞれ一長一短があります。
しかし屋根は下地がまた大切で、少し高価で施工にも手間がかかりますが、その下地材に関してDAIKOKUは一択。
それは杉の無垢板を選択、コンパネといわれる合板は使用しません。
この板のことを、野地板(のじいた)と我々は言っていますが、無垢に限ります。
理由は何と言っても耐久性が抜群にいいこと。
とかく過酷な環境下にある屋根、夏とギラギラと照り付けられ、ゲリラ豪雨に冬は積雪、小屋裏には湿気や結露も発生することもあり、その環境は厳しいものがあります。
家屋の解体工事を見れば理由がわかります。
滅多に普通の方は見ることができませんが、数十年経過した屋根の経年状況を見れば一目瞭然。
やはり杉の無垢材一択になります。
私が想像するに、屋根の一番の敵はやはり湿気。
何十年もの間、屋内の小屋裏の湿気と戦い、外部の自然環境とも闘いつづけるので、相当がんばっている部分。
とかく性能だの、その値だの、デザインだのと賑わう家づくりですが、家づくりで大切なことは他にも多々存在します。
写真は昨日上棟しました東御の家より。