代表中澤の日々の徒然

POST: 2024.10.31
メッセージ

曲がってねじれる

木の家って、聞こえがいいのか印象がいいのか、家づくりには人気があります。

一般的に工務店が木の家なら、ハウスメーカーが軽量鉄骨の家というイメージでしょうか。

弊社も当然木の家を推奨。気候や環境、循環型社会、文化・・・日本には最も適していると考えています。

そもそも日本は高温多湿の気候、湿気を吸ってくれる木は昔から重宝しています。

しかも木を切って、家や薪など暮らしにそれを利用するという文化。

それが循環し、やがて山を守り、川や海を守ることにつながる。

古来、木は身近で、なくてもならないもの。

ご存知の通り、木は、呼吸することが最大の特徴です。

四季のある日本にとって、湿気を吸って吐いてくれることが家づくりにおいて木を使うメリット。

その特徴が家づくりに評価される一番の理由です。

要するに木は生きてます。

生きてるということは・・・動きます。

あたりまえのことになりますが、曲がったりねじれます、それが特徴となります。

柱や梁(はり)という構造材が動くとどうなるかというと、壁に隙間が発生したり、壁の仕上げ材が割れたりもします。

少し表面が割れたからといって構造にデメリットはあまりなく、そのまま。

室内の見栄えがよくない場合は、数年経って動きがほぼ止まった時点で壁や天井の塗りやクロスを補修するといいでしょう。

動くということは喜ばしいこと、木が生きている証拠、元気な証拠です。

それこそが最大のメリットです。