代表中澤の日々の徒然
使命感
昨夜8時ちょっと過ぎ、自宅で携帯電話が鳴った。
表示された名前は、更埴に住む基礎屋さんだった。「社長、遅くにすみません・・・」安曇野で基礎コンクリートを打設した件の内容だった。
「今日無事基礎コンクリ打ったんだけど、松本の方は今夜マイナス6℃になるらしい・・・これから行って様子をみたいと思う。現場から引き上げる際、だいぶ(コンクリートが)乾いていたんだけど・・・ちょっと心配になって・・・」とこれから安曇野まで行くとのこと。確かに長野に比べると寒いところ、少々気になる。
「ありがとう、僕もすぐに追いつきます!」と妻からカイロを手渡され、急いで更埴インターから高速に乗った。
現場に到着したのが、9時過ぎだろうか。既に基礎屋さんは到着し、きれいに掛けられたブルーシートを一部はがし、首を突っ込みながら打設したばかりのコンクリートをのぞいていた。
「どう?」
「うーん、社長・・・大丈夫そうだけど・・・念のためジェットヒーターを炊きたい」
この職人の性格だろうか、ブルーシートを何重にもかけ、がっちり固定されていたのを見て、僕はその時点で安心した。このくらいの気温では・・・凍みないと思ったが、万が一のことがある。
ご近所にもジェットヒーターの音を配慮し、少しだけジェットヒーターを炊いた。
短い時間だったが安曇野の寒い外で、ふたりでいろんな会話をしながら、現場を見守った。普段あまり話すことがないわけだが、きれいな星空を眺めながら・・・いい時間だった。
「俺また3時ごろ来て、見てみるかな・・・」
「大丈夫だよ。これだけやってあれば」
こんなに現場を心配し、責任を持って仕事してくれる仲間がダイコクにいる。豊科インターから高速に乗り、帰る途中嬉しさと感謝でいっぱいだった。
帰宅は12時近かった。でも・・・お陰でぐっすり眠れることができた。