POST: 2025.11.02
profile 私の思いメッセージ日常設計
内と外
DAIKOKUが設計の中で、大切にしていること。
それは「内と外をつなげる」ことなのですが、3つのことを大切にしています。
まず1つ目は、周辺の環境を敷地に取り込むこと、つまり借景。
2つ目は、住まいと庭、隣近所との関係や道路など隣接との関係を整えること。
3つ目は、住み手の「ひと」の内外を結ぶこと。
現在建設中の小布施の家は、2つ目の代表例です。
区角割りされた住宅団地内。
敷地を制限上の中で上手に使いながら、まわりに対して謙虚な広さや高さ、そして気遣う家のかたちにした。
そして解放された接道から見える北信五岳を大切にする設計。
上記3つの大切なことに共通するのは「間・あいだ」を考えること。
国が定める性能や数値の家づくりだけでは「みんなに喜ばれる住まい」にはならない。
それには施主の想い、環境問題、景観、街並み、隣近所、居心地、日差し、かたち、外観の色あい、家の高さ・・・これらとの「間・あいだ」を仲良くすることを、引続き考えていく。
全ては建築家田中敏溥さんから教わった。