POST: 2025.12.13
メッセージ
疲れない暮らし
快適な家は、ほんとうに快適でしょうか。
便利が快適でしょうか。楽することが快適でしょうか。それは一瞬の感想に過ぎないと、最近特に感じています。
少なくとも、長い年月において穏やかに、そしてやさしく暮らすこととは、イコールではない。
いくら性能のいい家をつくっても、いくら耐震性に優れた家をつくっても、高価や安価な家をつくっても、いくら暖かい家をつくっても・・・何故か、いつか、暮らしに疲れてしまう。加齢と共に、いつしか「自然な感触」を求めるようになる。
これは何も家のせいだけではなく、仕事だったり、プライベートだったり、色々と原因が混在するとは思う。
日々、毎日の暮らしに、火があったり、塗り壁があったり、大工の面影が見えたり、キズのついた木の床板があったり、土があったり、日差しが降り注いだり、やさしい風を感じたり、緑があったりするだけで、暮らしのほんとうの豊かさを感じるもの。
家の佇まいも起因しているはず、ほっとする佇まい、愛着を感じる佇まい、平和な佇まい、自分の家族を感じる佇まい・・・帰宅時に我が家を見て、ほっとする佇まいをめざしている。
住まいの設計とは、これらいろいろなバランスが大切。
私もこの年齢になってはじめて見えるくること、感じることが多い。