代表中澤の日々の徒然
POST: 2014.08.21
暮らしの安全
以前、鉄筋コンクリート造5階建ての分譲マンションに住んでいたことがあった。
周りもたくさんの鉄筋コンクリート造の建物が建ち並ぶ大きな団地街だった。
はじめは都会派的な雰囲気にオシャレ感を感じ、ワクワクしながら都会人ぶってそのマンション生活を楽しんでいたが、少し経つとそれが次第に恐怖感へと変わっていった。
エントランスや廊下、そして非常階段など夜中でも照明が点いているのだが、大の大人の僕でさえ少し怖さを毎晩感じながら帰宅していた。階段を回ったその先や、エレベーターの戸が開いた瞬間や、コーナーを曲がり終えたその先に誰かが潜む「死角」が多すぎたためだ。
マンションは意外と死角だらけ。例えば廊下の角を曲がったところに誰がいてもおかしくないわけで、普段からあまり近所付き合いがないマンション生活にとって、かなり恐怖を感じたものだった。
住まいの立地はとても大切だと思っている。
自然災害が起きる場所もあれば、犯罪的に危ない場所もある。
それにしてもあの無機質な分厚いコンクリートの世界には、もう住みたくない。