代表中澤の日々の徒然

POST: 2014.12.13

地盤改良の考え方

写真は「コンクリートを使わない地盤改良工事」の風景。
先日建前が行われた「大豆島の家」でも採用させて頂いた。ダイコクは昨年から地盤改良工事にコンクリートを使わない手法を取り入れている。
六価クロムという毒性物質が土壌を汚染してしまうのではないかという観点、そしてコンクリートの支柱が将来にとって大きな不安材料になるからだ。
土の中に4M以上にもなるコンクリート製の「柱」。
将来建替える場合はその柱をきちんと取り除けることができるのだろうか・・・
その取り除く費用はおよそ200万から300万とも言われ、施主様にとって大きな負担が掛かるのではないだろうか・・・
取り除けたとして、その掘り下げた土壌はまた弱くなり、再度改良工事が必要になり、永久的に地盤改良を繰り返すことになるのではないだろうか・・・
などなど、大きな問題が考えられるからです。
一方、砕石を使用した地盤改良は材料が「石」。
環境問題的に見ても将来何の問題もない。地中にあるからと言ってなんの支障もないし、建替えの際にわざわざ取り除くこともないだろう。
長いスパンで、こうした事にもきちんとした考え方をした方がいい。