代表中澤の日々の徒然

POST: 2015.04.18

建築家からの伝言

ようやく机に座り、落ち着いてブログする時間をつくれました。
東京への出張、そして各種会議などもろもろ・・・気忙しくなってしまいました。こういうことはあまりよくないのでしょう。
その出張した際に、拝聴したある言葉が今もずっと頭に残っています。まさに家づくりにおける憲法のような言葉なのですが・・・。
貴建築家曰く、
「一つ、構造、防犯、暮らしなどすべてにおいて家は安全でなければならない。」
「二つ、家は長く住めるようでなければならない。」
「三つ、デザインがよくなければならない。」
実に深い言葉だと思うのですが、同時に耳が痛くなるようなお言葉です。
東京藝大出身の建築家なので、先生の作品は実に文化的で大人しく、品をを感じる気持ちいい空間が広がっているのですが、すごいのはそのすべてがまず「安全」から入っていること。単なるかっこつけなどの「見栄え」からはいることなく、安全の上に成り立っているデザインであることだ。
そういう家は見ていて、品の中にどこか優しさを感じる佇まいに自然となるものです。
写真は設計施工共にダイコクの「戸倉の家」、貴建築家とは何の関係もございませんが、三つの要件を備えた佇まいだと思い掲載させて頂きました。