代表中澤の日々の徒然

POST: 2015.05.10

自然とシンプルになる

昨日オーナー様と一献。
酒の量的には一献を多少オーバーしてましたが・・・(笑)
工務店にとって一番の幸せな時間が、まさにこうした時間。
出会いから今日までのことを、双方で言葉にして伝いあう。
今回も仕事の運びから、人柄、家そのものの話、子ども、生い立ち、それから家族やふるさとに対する思いまで、多岐にわたり、楽しくも深い話で盛り上がった。
工務店とオーナー様との関係は「遠い親戚以上」なのかもしれないと徒然思っている。
家とは何だろう。生活とは・・・そして生きるとは。
生活や暮らしは、何も使い勝手や動線、予算だけで決めることではない。
家族と暮らすことからはじまり、
時に両親と暮らしたり
日差しや風と暮らしたり
雨や雪と暮らしたり
流し台やテーブルや椅子と暮らたり
洗濯ものやふとんや衣類と暮らしたり
庭先でバーベキューや小さいプールと暮らしたり
窓から見える風景と暮らしたり
ご近所付き合いと暮らしたり
ご先祖様と暮らしたり
後のメンテナンスと暮らしたり
受験と暮らしたり
日々のお掃除をはじめとする主婦業と暮らしたりする。
また時に
泣いたり、笑ったり、けんか(夫婦含)したり、悩んだり
テレビをボーっと見たり
年越しの晩に家族で紅白を見たり
静かに物思いにふけたり・・・
本当にたくさんの楽しい時間や辛い時間を過ごす場にもなる。
家づくりは、これらをすべて考えることが大切だと思う。
そうすると家は自然とシンプルになり、うまく合理的になっていくと最近感じるようになった。
師である幾人かの建築家の言葉に
「設計において大切なことは余計なことをしない」というフレーズを度々耳にする。
少々生意気ですが、それが近頃・・・少しわかってきた感じがする。
昨晩はありがとうございました。またやりましょう・・・