代表中澤の日々の徒然

POST: 2018.07.12

1棟目の家

千曲市にお住まいのお客様よりたくさんの「えのき茸」をスタッフにと頂戴しました、ありがとうございました。また、いつもダイコクがお世話になっている方より「たまねぎ」もたくさんに頂戴しました。ありがとうございます、恐縮しております。この場を借りてご披露です。

さて昨日、あるオーナー様より水漏れに対する連絡を頂戴し、すぐさま駆けつけて来ました。
流し台の下の収納が湿っていて給水か排水なのかわからないが、漏れているので見てほしい・・・との連絡だった。スタッフと設備業者さんと駆けつけてみると、流し台の下の給水管(水道)のつなぎ目が腐食して、そこから微量の水が垂れていたものだった。はじめはたまにある排水管の油汚れの影響によるものだと思っていてのだが、水道管の劣化で大事にならずに済むことができた。オーナー様(奥さま)はとても謙虚な方で、今回のことに対しすごく悪がって恐縮していたが全くそんなことはなく、逆にというかむしろ検査してみると排水管はとってもきれいな状態だった。こまめに市販で売っている洗剤を使い排水管をきれいにしていたことがわかる。

実はこちらの邸宅は僕にとって恩人の住まい。どんな関係かというと「自然素材+エアパス工法」で建てた第1号の住まいなのだ。エアパス工法を取り入れはじめた頃、まだ北信では無名な工法で早くその良さを広めたいと思っていて、エアパス工法を用いた展示場(現ショールーム)でさえもまだ建築中だった時のお客様だった。ただただ僕の話だけを聞いて自邸を建ててくださった方だった。
今から13年前の話になる。

同時に自然素材の家づくりもはじめてだった。
無垢材を使い、製作建具、塗り壁、信州産の木材・・・すべてがはじめてだった。いまのダイコクの基本となる住まいの誕生だった。昨日お伺いしたが、とってもきれいに経年変化している床材をみて当時を思いだし、涙がでる思いだった。この桧の床は僕にとって一生の宝だ。
あの当時、生意気な若小僧が経営する工務店を信じ、僕を信じ、いまでこそ耳にする自然素材の家を建ててくれたお客様にあらためて感謝する一日となった。
その家は川中島町に存在する。