代表中澤の日々の徒然
POST: 2019.05.28
登り梁 32本
先日建前をした「飯山の家」。
今日、無事に防水紙を貼り終えました。雨が降る前でひと安心といったところです。因みに防水用として屋根の下地に貼る紙を防水紙といってますが、ダイコクでは透湿通気性のあるものを使用しています。通常はアスファルト防水紙が多く使われていますが、屋根下地材の耐久性を守るため少し高価ですが弊社では標準に使わせて頂いております。
防水紙を貼ると見えなくなってしまうのが、屋根の構造材です。
飯山の家では今回小屋裏の空間を広くするために柱や梁を出さず「登り梁」という手法を用いて構造体を組みました。その数なんと32本、普通ではない数の登り梁を入れました。これは飯山という積雪量が多い地域を加味した山辺構造設計事務所の助言のおかげで成立しました。それにしても数もそうですが、その構造材の太さには圧倒されます。
とかく数式による耐震性能がほとんどの世界で、こうしてダイコクがしたいこと、挑戦してみたいことを相談しながら設計できることは、楽しくて、やりがいがあり、有難い存在です。山辺事務所にはこれからもご指導を伏してお願いしたいと思っております。