代表中澤の日々の徒然

POST: 2019.08.03

出会い

以前入会していたエアパスソーラーの会、チルチンびと工務店の会。
そこで僕ははじめて建築家と出会った。

考え方、文化、文明、生き方、暮らし、伝統、意匠、人格までたくさんの貴重な気づきと出会うことができました。建築家といわれる人とは、同じ人間かと思うくらいの衝撃があった。
このふたつの会で勉強するまでは、ただお施主様の希望を満たす間取りに、ちょっと流行的なことを添えて、できるだけ安価にして、お施主様に喜ばれる住まいをつくっていただけだった。
今思えばその仕事には「根拠」や「プライド」がなかった。
お施主様の依頼されたものを忠実に図面に起こし、更にそれ以上の忖度感をかもし出しながら、ただお施主ご家族の喜ぶ顔だけを見て、安心し満足していただけだった。
それが建築家と出会って、すべてかわった。
今のダイコクのはじまりだ。
我々の根拠が存在する家、我々がつくりたいものをつくる。
ちょっと言葉がきつくて誤解されるかもしれないけど、そうかわった。
現実その方が喜ばれた。その喜ばれ方は依然の仕事の比ではなかった。
話は変わりますが、今日も家具の打ち合わせでお施主様がHUMPへ伺う。
使う家具ひとつとっても大きさや風合いによって、空間が全くちがってくるもの。
新築時に家具を考える。
ちょっとお金を使いすぎる感が発生するかもしれない。
でも一生モノであることを考えれば、決して贅沢ではないと思う。
写真「栃倉の家」より