代表中澤の日々の徒然

POST: 2019.10.27

流行

やはり家づくりは難しいもの。
時代に沿いながら環境的な変化には、その都度対応して
いく必要はありますが、家づくりの根本的なことは
変えてはいけない・・・と今回の災害で感じました。

ダイコクでいえば、考え方のひとつに
「床から下は外」という観点がある。
床の下は外なのでいつも風が流れている状態。
コンクリートの基礎にある床下換気口も
基礎の鉄筋を切ってしまうことになるので、
強度の観点からそれを止め、ネコ土台式に代えた。
今回の水害では、土台まで水位が行かず
何とか水の侵入にあわなかったケースもあれば、
床下換気口から水が浸入してしまったが、
逆にそこから水が引いて助かったケースもあった。
確かに立地の条件に左右されることが大きいし、
床上浸水になれば、被害は一緒だ。
なので何とも言えない場合は多い。
しかし、被害を最小限に留めることを考えると、
家のつくり方は今まで通りでいいと思った。
文明的な家づくりより、文化的な家づくりをしていく、
時代には沿うが、決して流行りの家づくりは危険かもしれない。