代表中澤の日々の徒然

POST: 2021.01.07

はじめての展示場

2005年、小さな工務店がはじめて展示場を持った。

長野県産の木だけを使い、エアパス工法を採用し、廊下のない広がりのある空間、その3つテーマを柱に単独展示場をつくった。あれから15年、劣化ではない経年変化という変化を自分も楽しんだ。無垢の木、自然素材を用いた故の結果だった。石油製品からの脱却、安価な建材そして輸入木材への抵抗からはじまった。

今回老朽化ではなく、都市計画での移転のために今日から解体する。この建物はDAIKOKUから世間への「反骨の旗」だった。建設当時協力していただいた長野県住宅部や林務部のみなさま、エアパス工法の四季工房さま、設計監理の本田さん、携わっていただいたすべての職人、そして何よりもここから生まれたすべての住まいに心からの感謝とエールを送ります。

長い間、ありがとう。