代表中澤の日々の徒然
お盆を前に思うこと
今年の夏も早いもので、もうお盆を迎える時期になった。
お陰さまでダイコクは、仕事の量的には昨年以上のお仕事をさせて頂いている。まずは何よりもお客さまに感謝申し上げます。最近では「工務店としての進歩」を感じられるようにもなって来た。すべてはお客さまの客観的な弊社に対する見方のお陰の何ものでもない。
僕(社長)の方針でダイコクには「営業マン」はいない。工務店に営業担当者と呼ばれる住宅販売員は必要ないと考えているからである。事務系を除く、全員が建築技術者の資格や大工としての技術を持ちそれなりにお客さまに対し説得力のある家づくりをしたいからである。全員が技術者であることによって、会社のとって必要規模以上の利益を求めず、数字的な営業成績を求めないことが、お客さまにとって一番の利益、つまり結果的にいい家づくりに繋がるからである。
会社を大きくしたり、たくさんの受注がないと会社が運営できないような会社にしてしまうと、少々景気が悪くなったとたんに、そのしわ寄せがお客さまに向いてしまうからである。短い時間での打ち合わせにより契約を急がせたり、工期を短縮したりしてしまうと、絶対にいい家にはならない。
最近、広告をしなくても所謂「口こみ」により仕事が頂けるようになった。これこそが理想であると思うし、本来あるべき工務店のそれこそ「営業スタイル」だと思うんです。余計な経費を使わなくなることによって、お客さまにとりましても、社員に対しても多大なる還元ができます。
ダイコクという会社は、昔から受注売上があまり増減しない会社です。バブル時代、長野オリンピックなどの景気がいい時代でも、ほぼ売上は横ばいでした。昨年暮れからの不景気な時代に入っても減ることなく横ばいどころか、わずか上向きな状態。景気に左右されることのない、堅い会社になって来ました。
これからも地場に密着した、お客さまとの永いお付き合いを大切に、本当にいい家づくりのために仕事をしていきたいと思っています。