代表中澤の日々の徒然

POST: 2021.05.09

長野県産木材と德武棟梁と

昨日の森の家の建前、構造材は小林木材(長和町)さんのカラマツ。桃色というか赤身が特徴で、ヤニが出る柔軟な木材です。主に上田小県地域の山が産地で、小林木材さんは県産アカマツ一択で仕事に取り組まれているところに、日ごろから惚れ惚れしております。

構造相談として今回も山辺構造設計事務所(東京都)に入っていただき、間取りを一緒につくらせていただきました。単にパズルのように間取りを作成することなく、しっかりと構造を考えながらの間取りづくりを徹底しています。面白いもので、そうすると自然に空間がそろい始め、設計に根拠が発生し、やがて納得しながらまとまっていくものです。

大工棟梁は德武さん。德武さんの下に集まる仲間もまた善し・・・お会いするごと接していて気持ちがいい。

建前終盤、夕方から現場に参上したのは屋根板金工事担当の宮野哲さん。透湿の屋根防水シートを施工、屋根は結構な手間をかける弊社ですが、屋根って構造上、意匠上、断熱性能上とても大切な部分だと考えております。また過去の失敗の経験も生かしていかなければならない部分です。

たくさんの「ひと」がかかわりながら、取り組む仕事が家づくり。どこかが止まるとみんなが止まるし、ひとつひとつ確実に積み上げていく・・・決めていく、ことが大切だと、あらためてそんなことを感じる一日でした。まずはよかったです、上棟おめでとうございます。