建前＜長野市川中島＞

　長野市川中島にて建前を行いました。

天気は快晴、無風状態のまさに建前日和。お施主さまも大変喜んでおられました。

　先の大震災を想い、「本当にこの時期で建ててもいいのか・・・」最後までお施主さまは悩まれたとのこと。建前の朝、設計担当者にその想いをお伝えになられた。

・・・我々にできることは、しっかりした住宅をつくるしかない。

　この前、長野県北部地震で甚大な災害に見舞われた栄村へ、ある工務店の社長さんが行かれた。後に僕にこんなメールを送ってきてくれた。「あの状況を見てると、性能だの何なのと言うより、まずは安全な家をつくりこと」しか言葉がみつからなかったという。

　この度のお施主さまは、三重県出身の方。ご実家のご両親より、地元の神社のお守りを建前に合わせ施主である息子へ送ってくださったとのこと。両親の思いが伝わる建前だった・・・。

　お施主さまとの出会いは今から２年ほど前になる・・・。弊社をお選びくださったことへはもちろんのこと、震災直後の建前に特別な思いが過ぎった。