POST: 2024.03.18
メッセージ住まい・建築省エネ・環境
長野県の木を使うこと
県産材の家をつくりはじめて20年になりますでしょうか・・・
やはりどう考えても地元長野の木を使うしかないと、今もずっとそう思っています。そしてこれからも。
以前、農家のオーナー様からお米は買った方がやすいよ・・・と。でも敢えてつくることに大きな意味ある。
文化や地域の産業、食料自給率、日本の命を守ってもらっているんだと、僕は思っているのです。
材木も同じ。
外国産流通材を買ってきて、材木屋はそれを売ればいいし、その方がきっと儲かるはず。
それを手間ひまかけて、植林し、育て、間伐して、乾燥させ、製材にかけて、工務店に売らなくてもいいわけで。
でも林業を守り、山を守ることで災害を減らし、動物たちも守り、CO2をはじめとする環境問題にまっすぐ立ち向かってくれている。
その頑張っているひと、頑張っている会社の木材を買わず、米国や中国の木材を安価だからといって、買うことはダイコクにはできない。
多少県産材や国産材が高価といっても、工務店の企業努力で何とかすればいいだけの話。
お客様、お施主様にはほんとうに価値のある家に住んでいただきたいと思っています。
環境とか、エコとか表面だけで騒いでいる方々に限って、家の消費電力のようなことにやたら夢中になっているように見える。
第一次産業の関係者は、営利だけでは仕事できないと僕は思っています。