代表中澤の日々の徒然

POST: 2012.01.09

ダイコクを支えてくれた恩人

僕にとって、ダイコクにとって寂しすぎる訃報が飛び込んで来た。

 

ダイコクのOB様で、弊社の歴史になくてはならない方がお亡くなりになった。

伊那出身のお客様だったが安茂里に大きな自邸があり、東京は三鷹にも自邸があり、安茂里の自邸はもちろんだが、三鷹の家も増改築を何度もさせて頂いた。

当時から弊社は太田専務がずっと担当させて頂いていた。まだ中央道が長野県まで延びてなく、須玉から中央道に入り、三鷹までタイタンというトラックに乗って太田専務が通った記憶がとても懐かしい。

海外旅行へ出掛けるといえば、留守中に自宅のカギを太田専務に渡す。

旅行の留守中に水廻りの大きなリフォーム工事をお願いされたことがあった。

お施主さまと太田専務の人間関係は長い間深く存在していた。先代からのご縁に心から感謝を申し上げ、ご冥福を祈りたい。

 

最近特に「絆」という言葉を耳にする。震災以降はすごく使われている言葉。僕もとっても大切な言葉で、いい言葉だと思っている。また同時にやたら口にする(できる)言葉では毛頭なく、この言葉の本当の「重みと深さ」を感じている。

昔から僕は思っていたのでが、「絆」というものが本当に存在するのは、「絆」とやたら連呼している人には・・・ない。

絆って本当にすごい言葉であって、そんなに存在するものではないと思っている。せめて同士、そして仲間という言葉ぐらいだろうか。でもこれらの言葉だって使用するに慎重になるものだ。

今の僕の中で「絆」と言う言葉に合う関係といえば、両親をはじめとする「家族」だけだろうか。

 

もしご本人に対し失礼でなければ、ダイコクとしてまた故先代社長の父、そして太田専務との間に必ず存在していた「絆」に心から感謝し、心から御礼を申し上げたい。

本当にありがとうございました。どうか安らかに・・・。