代表中澤の日々の徒然

POST: 2024.08.27
profile 私の思い

長野に住む

長野に住む、こと。

コロナ禍から、移住を検討される方が弊社にもお見えになられるようになった。

ここ数年工務店の仕事をさせていただく中で、長野に憧れてくださる方がこれほど多いのかと、うれしくも驚く日々。

長野といっても長野県は広い。

長野市内に暮らすと、正直松本以南は別の県のようにも感じる感覚。行ったことがない美しい場所なんていくらでもあるのだろう。

自然とか、山並みとか、場所とかそういう大きなことではなく、日常のごく普通の長野暮らしのことをちょっとだけ考えてみた。

風の気持ち良さ、そして朝晩の気温の清々しさ、あたりまえ過ぎて意外とその良さに気づいていない。

虫の音、鳥のさえずり、側溝の流水音、田んぼの蛙の鳴き声。

地域の行事や祭り、ひととの関わりが面倒と思えた年頃もあったが、年齢と共にそれがないと少し寂しくも感じ始めてきた。

住み慣れると、いつものあたりまえの有難さに鈍感になる。親や健康の存在もそう。

やっぱり長野っていいところ。人もいいし。

そんな身近な「普通の幸せ」を求め、それを大切にしたい方が移住される。

どこの街に行っても同じような店の看板や景色が増える中で、家づくりはそうは到底したくない。

長野の空気感を感じるダイコクならではの家や景色をつくっていきたいと思っている。