POST: 2024.12.21
メッセージ
里芋の味噌汁のような
旅館やホテルは好きで、温泉好きの私にとってこの季節は、考えただけでも心があたたくなるもの。
日常から少し離れることも目的のひとつ。
最近は愚息たちの仕送りで、毎月てんてこ舞い、そんな余裕は全くなくなった涙。
母と暮らして食事を自分でもつくるようになった、学生時代以来なのだが、それが意外と楽しいものと気づく。
結婚して洗い物ひとつ、箸の一膳洗ったことがない自分が、母親との時間のために食事をつくるようになった。
しかも・・・はまっている笑。
最近は「里芋のお味噌汁」をつくり、母によろこんでもらえた。
私がつくっても美味しく感じるのだから、ほんとうに美味しくいただける手軽なお料理なのだろう。
それでも最後の汁を飲み終えた・・・あの何とも言えない後味が、うんまい。
あ~・・・と、うなる母を見て、うれしくなった。
人は日常を忘れるために旅館やホテルへ旅に出かける。
旅の中で非日常のいっときを求める。
しかし住まいはその逆で、日常の暮らし。
美味しい豪華な食事でもない。
それが毎日なら飽きるかもしれない。
里芋のお味噌汁ではないが、素朴でワクワク感はまずないけど、心からうんまいと感じる味・・・そんな感じがDAIKOKUの家づくりで有りたいと思っている。「普通の良さ」「飽きないもの」を更に追い求めたい。
この家、何となくいいんだよなぁ・・・と日常の中でほんの一瞬感じる家を。
居心地を求めつづける、見栄えする家はつくらない。