POST: 2025.10.23
profile 私の思いメッセージ日常省エネ・環境設計
木も生きています
木は鉄骨やコンクリートとちがって、生きているから気持ち良いと感じていただける。
塗り壁も同じく、ビニールクロスとはちがい、生きているからこそ、調湿してくれるのが良い。
生きているということは、動く、ということ。
つまり普通にねじれたり、ちぢむ、のびるを永久に繰り返します。
生きているから、呼吸もしてくれます。
DAIKOKU定番のひとつ、長野県産カラマツの無垢材。
無垢、「むく」と読みます。
無垢材「むくざい」というのは、一本の木ということ。
合板といって板を張り合わせたり、継いでいないほんとうの材木のことをいいます。
動いてあたり前なので、壁との間にすき間ができたり、塗り壁の一部が割れたりします。
でも外との隙間ができたり、構造に穴が開くようなことではありません。
表面がそうなるだけ、です。
逆に「動かない」ことがいいかと言えばそうでもなく、やっぱり元気な方がいいはず。自然に近い状態の方がいいはず。
乾燥させる機械により、過度に乾燥させすぎると、動きにくくはなりますが、何のための無垢の木なのか・・・ということになります。
木をわざと老いるようにするようなもの。わざわざ、そうさせることはない。
木はいっぱい動いた方がいいです。元気な証拠、普通の状態に近い証拠、自然に近い証拠。
そのうち落ち着きますしね・・・
木を理解して、木の家を理解して、生きている家を愉しみましょう。
木も人も、そして家も、何よりも子どもたち、育児も・・・同じ、です。
生きもの、とか生きている・・・そんなことを伝えたかったです。