POST: 2025.10.24
profile 私の思いメッセージ住まい・建築日常設計
続・生きています
前日のブログの続きになります。
無垢(むく)の木は動く、割れる、ねじれる・・・という話をしました。
今日は杉、写真は県産材の杉の梁(はり)です。
写真は別々の住まいの吹き抜け部分の様子です。杉はカラマツとちがって比較的大人しい材質です。でも割れる時はこうしてガバット横にきれいに割れるのが特徴です。
でも構造上は心配することはありません。
こうしてDAIKOKUではあえて見せているので、状態が見えてわかりますが、壁の中に入ってしまうと、このようには見えません。でも割れない木はないと思った方がいいので、こうなっている場合が多いかもしれません。
今日は割れる割れないの話をしたいのではなく、家の中に木を「見せる」とか「表わす」っていうことは良いこと、というブログです。
空間の気持ち良さ、居心地、力強さ、安心感が目から入ります。自然のものが少しでも見えるって、特別なことではありませんが、人にとって精神的な恩恵があるように思っています。
木の家って、こうして木を表せるからいい。
あと調湿性や香りも、木の家のいいところ。
下の写真は私の自邸、2006年に建てました。
この吹き抜け空間、現在は床を張ってしまったので2階の床の中になってしまい、今は見ることができません。当時勉強のために、資料用に撮っておいたものです。
柱や梁、木を少しでも見せる、見せれる家って、木の家のいいところです。
綺麗な木目、節、色艶、是非自然なかたちそのものを、家づくりに役立ててください。