代表中澤の日々の徒然

POST: 2019.02.05

住まいの変化

 1月31日のブログでダイコクの近況を書きました。

住まい方についての内容だったせいか、その後お問い合わせが多くなってます。特に多いのが「敷地内同居」と「夫婦ふたりの住み家」についての問い合わせです。

 こうした背景には「住まいの住み方」が変わって来たことが挙げられます。従来、住まいは大きい家をつくり、親子世帯が同居しお客様を招き入れる家として、多く使われてきたように思います。伝統ある集落は特にそのような住み方が多いかと思います。ですので冠婚葬祭、親戚をよぶ、泊まってもらう・・・など普通に家で催してました。
 しなしながら今はそうした「開かれた家」、つまり開放型から「閉じる家」プライベート型に変化してきています。家族だけのための家、個人を主としたプライベートを重視した住み方です。なので家庭訪問の先生ぐらいしかお客様らしいお客様がなく、あと強いて言えばママ友ぐらいでしょうか。我が家もそうです、コンパクトに効率性を主に考えた住まいです。
 家族の核家族化、ローンなどの経済状況、そして時代のニーズなどがその背景の根底にあると思います。家づくりに大切なことは「どんな家をを建てるのか」を考える前に、どんな住み方、生き方をするかをまず決めることが大切だと思います。親のこと、仕事のこと、職場のこと、通学や塾のこと、習い事のこと、住まい方のこと、そして経済状況など、いろんな観点を全部テーブルに載せてゆっくり考えてみて、はじめてその結果からどんな家をつくるのかが決まるように思います。