代表中澤の日々の徒然

POST: 2019.03.11

なから

そもそも日本はモンスーン気候。
そう、風が吹く。そして四季がつくられ、雨や雪が降る。
そこからだろうか・・・四季を楽しむ暮らしが知恵となり、やがて文化を育んできた。
湿気の多い日本と異なり乾燥地帯の欧米諸国のように、しゃかりきになって高断熱高気密をして閉じ込め型の家をつくるより、気候を逆に利用して、風を利用して、太陽を利用して、湿気と上手に付き合いながら「なからの環境」が日本の暮らしには似合う。
「なから」とはネットで調べると、意外にも長野の方言らしい。
長野で言うその「なから」が、日本の知恵と文化をつくってきたひとつなんだろう・・・と昨日の構造見学会の最中、現場でそんなことを想っていた。