代表中澤の日々の徒然

POST: 2019.06.23

原点

湯谷の家の引き渡しが本日行われました。
平成17年、今から14年前にエコロジーや地産地消に着目し、環境問題や住む人の健康、そして安心して住める家をつくろうと今のショールームを建てました。
世の中が高気密高断熱ブームに沸き、大量生産大量消費型のローコスト住宅が出始めた真っ只中だった。私は売れる家より、つくりたい家をつくりたかった。
「本当にそうなのだろうか・・・」これが私の原点。お役人が提唱する方向の家づくりが正解とは思わなかったし、もっと文化や地域や風土がいっぱい詰まった家をつくりたかった。
現在の家はとにかくエネルギー問題に傾斜している。
確かにエネルギーを抑えることは大切です、私もそう思います。でもその前にまずは住むひとが謙虚になることで電気やガスの消費はかなり抑えられます。家づくりを変えようとする前に、人が変わらないと意味がないと思って今に至ってます。
大きな会社がやろうとしている家づくり、お役人が示すこれからの住まいの方向性、それだけが良い家づくりとは限りません。住むひとにあった暮らし方、つくり方、生き方から自分らしさが見つけられれば、きっといい家が持てるように感じます。
「湯谷の家」の引き渡しに際し、あらためて感じたことを書きました。
これからもダイコクは原点を忘れず、本当につくりたいものをつくっていきます。