代表中澤の日々の徒然

POST: 2009.05.06

ふたつの総本山

GWの余韻が未だ覚めやらぬ我が家です。

先日、宮崎 駿の世界を十分に味わって来ました。三鷹にある「三鷹の森ジブリ美術館」に行って来ました。単なるこだわりの象徴ではない、世の中に対する反骨の象徴というべきか、天才が織り成す世界を愚生にも堪能することができました。、今、善光寺は前立本尊の御開帳(ご本尊は永久秘仏)で賑わいを見せているが、宮崎作品が永久秘仏でなくて良かったと、幼稚な冗談みたいなことを、帰り際に本気で考えていた私でした。

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ジブリの建物もまたいい刺激になった。私は常に(・・実は)「小学生が写生に行って、対象題材となるような建物をつくりたい」と日頃思っている(意外?)。だから、外観も内装も、石油製品でなるべく済ませたりしないようにしている。外装に木を使うのも、床や壁に無垢の木や左官の塗り壁を使うのも、質感とか環境の為だけではない。だから多少傷が付こうが、色が経年変化しようが「その変化が実はいいんだ!」と「変化」や「いたみ」をわざと出している。

ちょっと、言い方が売れない設計家っぽい感じになってしまったが、要するにトトロに出てくる家なんか、いいですよね・・。

 

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東京に行ったついでに、もうひとつの聖地に行ってきました。フルーツ屋さんで有名な「新宿高野」。私は東京に7年ちょっと住んでいましたが、贅沢で高級で庶民の匂いが全然しない聖地、そんなところと貧乏学生にはもちろん縁がなく、今回はじめてこだわりを極めるフルーツパーラーに足を踏み入れて来ました。アニメ動画と果物は全然違う商品ではあるが、ふたつの総本山に、私はたくさんの共通項を見ることができました。

折角なので、だいぶ贅沢(無理)をしてリッチな経験をして来ました。もちろん美味しかったですよ・・・マンゴー。初めて上京したのが19才、やっと念願が叶いました・・・。

 

 

  

いろいろと気付きの多かった、今年のGWでした。