代表中澤の日々の徒然
POST: 2009.05.07
美しい反骨
先日東京へ行った際、ご逝去された忌野清志郎さんのことを、ふと中央線に乗りながら思い出していた。
私は三鷹や武蔵境という中央線沿いのアパートで学生時代を過ごしていたので、何かの用事で東京へ行き、中央線に乗り込むと、車窓からの風景がやけに懐かしいからか、つい昔のことを思い出してしまう。
学生の頃、RCサクセションではないが、故人が結成したザ・タイマーズというバンドのCDを買ったことをその電車に乗りながら思い出した。そのCDの名は『THE TIMERS』。今日、ちょうど20年ぶりに家の奥底から見つけ出し、追悼と共にそのCDを聞いてみた。
当時、そのCDの中の「デイ・ドリーム・ビリーバー」 という歌が聞きたいがために、このCDを買った。他の歌には何の興味もなかったし、聞く耳すら持たなかった。
今日、車の中で運転しながらそのCDをずっと聞いていた。20年ぶりの青春だったが、歌詞の重みや美しさ、そして気持ち良い反骨性がなんとも言えなかった。あの頃見えなかったものが、少しだけ発見できた気がする。久しぶりにRCサクセションの歌も聴いてみたくなった。
心からご冥福を。