代表中澤の日々の徒然

POST: 2009.06.15

縁の下の力持ち


建築中の現場に行き、美しい「野地板」を見てきました。屋根の仕上げ材における下地材なのですが、家の中でも一番過酷な悪条件に存在します。

夏は猛烈な日差しを浴びるが、屋内は冷やされている。

冬は霜や降雪によりガチガチに冷やされるが、屋内は暖をとっている。

この板は、まさに年がら年中過酷な条件に挟まれます。屋根の仕上げ材は瓦か鋼板、いずれにしてもあとあとメンテナンスでいかようにでも復旧できます。
しかし、下地材はなかなかそうはいかないもの。だからこそできる限り、しっかりとした素材を使いたい。

無垢の杉の板が、誰も知らないところで、謙虚にいつも建物を守ってくれています。