代表中澤の日々の徒然

POST: 2021.04.12

住まいは、生き方

地元篠ノ井の「御幣川の家」が完成した。

台風の被害に遭遇し、お建替えになった住まい。天災など無縁のこの場所が・・・まさかの出来事に私自身もかなりのショックだった。近くにある弊社の資材置き場も膝上まで浸水し、相当の被害に遭ってしまった。資材置き場は所詮資材を置くだけの場所、住人ではないので以後の苦悩はしれていた。しかし実際そこに住むひとにとっては、離れるのか、そのまま暮らしつづけるのか、今の家のままでいいのか、建て直すのか・・・本当に難しい決断だったと思う。

ダイコクは現場監督というスタッフはいない、現場で工事のみ担当する者がいない。設計した者がそのまま現場も引続き担当する。住宅の建築は「施主の思い」をいかに現場につなげるか・・・が全てだと思っていた。

家づくりの進め方にメスを入れ、しくみを変えたのは正解だったと確信する。施主の声を聴いた者、設計をした者、思いを知っている者が、実際現場で指揮をとる方が絶対良い。

今日はあの台風から、ちょうど一年半が経つ。