代表中澤の日々の徒然

POST: 2021.09.26

敬意

午前中久しぶりにまとまった雨が降り、長かった夏がようやくこれで終わる気持ちになった。

夏と言えば・・・今年東京オリンピックが開催され、いろいろな気づきが僕なりにあった。僕が印象に残ったのは女子スケボで、銀メダルの選手を他のメダリストたちが肩車しながら賞賛賛美していたシーン。どうしてかな・・不思議に思ったのですが、それにはきちんと理由があり相手に敬意を表していた美しい行動だった。

また夏の甲子園大会優勝チームが、ゲームセットの瞬間マウンドに飛び込み選手同士喜び合ういつものシーンがなく、普通に整列して相手や審判に礼をしていた。その後スタンドで応援してくれた方々へ挨拶したのち、ようやく選手同士が歓喜に沸いていた。

つまりスポーツというのは単に勝敗をつけるものではなく、その競技を通じて頑張りあえた相手に対し、敬意を払い称え合うものなんだと・・・。普段から聴き慣れているスポーツマンシップという言葉の意味を恥ずかしながら、この歳でようやく理解できた。

一方では、小学校の運動会のかけっこで近ごろ順位をつけないとか聞く。6人で走れば1位から6位まできちんと順位をつければいい。どれもがんばった証として順位をつければいい。そしてそういう教育こそ先生がするべき教育ではないだろうか。みんな違ってていい、1位も6位も素晴らしいことをきちんと教えればいい。

雨が降る中、終わっていく今年の夏を少し振り返った。