建前

今日、戸倉で無事建前が執り行われました。

今回の建前は、前日から日本列島を襲った大寒波により、前夜から大雪に見舞われ、パソコンを開いては天気予報をネットで調べる始末。その晩も眠れず、寝室のカーテンを開けては空の状況を確認していた。お施主様やそのご家族、そして９名の大工をはじめとする職人も、もちろん僕と同じ心境だったのだろう。

翌朝、雪は少々舞う程度。よし！

我々の思いが天に通じたのか、晴れ間さえも見え、少々寒かったがいい建前となった。お昼に頂いたあったかいお味噌汁が特に美味しく感じた。４０坪の大きなお家も無事上棟し、いつも通りのいい建前になった。構造材に県産材の杉を使用したこの信州の木の家、今日の家はなんだか力強く僕の目には映った。

建前にはいろいろなドラマが付きものだが、比較的降雪量の少ない戸倉での、雪景色の建前は一生の思い出になるだろう。

大工さん、お疲れ様でした。

そして何よりもお施主様、本当におめでとうございました。