代表中澤の日々の徒然

POST: 2010.05.11

家族の最期

告別式があった。

地元で、よき兄貴分にあたる先輩のご母堂様が亡くなられた。いろんな関係が重なり、かなり家族共々親しくさせて頂いていた方だった。

告別式が終わり、お斉の席につかせて頂いた。喪主はもちろん息子の先輩だったが、冒頭の喪主の挨拶でこんな事をおっしゃっていた。

ご母堂様は、最期は病気で入退院を繰り返していたが、毎晩家族が交代で夜の看病をした。息子夫婦だけではなく、孫にあたるその息子たちも、ひとり一人、夜をともにしたとのことだった。

家族全員で順番におばあちゃんと過ごした病室での夜は、きっと両者にとって最高の記憶に残る時間であって、その数日は家族としての最高のおくり方ができたのではないかと、失礼ながら感じた。おひとりお一人がおばあちゃんと交わした最期の会話や言葉は、永遠に宝物として残されていくにちがいない。

喪主のあいさつを聞いていて、家族の在り方に感動した。

心からお母様にご冥福をお祈り致します・・・ありがとうございました。