代表中澤の日々の徒然

POST: 2026.02.14
メッセージ

スタンス

僕は「北の国から」が大好きだった。

ドラマを見てはまり、学生の頃スペシャル番組もすべて録画して何度も見ていた。

家族の人間模様、富良野の景色、さだまさしのオープニング曲ではじまるあの雰囲気から、すべて好きだった。

今、工務店の経営者としてまた違う観点から、時々北の国からを想い出す。「便利」と「楽すること」と「快適」を求め過ぎている暮らしが、日本の家づくりの文化を文明へと変化させてしまっている現状。山々に産業廃棄物を、トラックが列をつくり処分している毎日の現状を危惧するひとり。

ある日「山はゴミ箱ではない」と感じ、信州大学の高村研究室の住宅ゼロエミッション研究会に入った。

北の国からの影響も大きい。

大量生産の安価な建材が出回り、産廃処分量が増え、職人の技量もなくなっていった。

あのドラマは、本来の暮らしや生き方の在り様を提起していた。また正しいことが、必ずしも正解ではないことも知った。

あのような暮らしは、もはや出来ないが常に大切にしていこうと想っている。「ほんとうの豊かさ」とは、便利や楽や快適なことではない。不便や面倒や素朴、利他や人からの感動が、ほんとうに豊かなことに想う。

北の国から・・・DAIKOKUが向かう方向のベースにもしている、今後もそれは変わらない。

写真は、2006年竣工、築20年が経つオーナー邸の杉の床板。

こんな床板は時間の経過でしかつくれない、油も塗っていない、普段何も手入れしてない床。

お金では買えない。

なんか、いいなぁと、心が豊かになった。こんな家づくりをつづけていく。