育て方＝間取り

「家族」とか「子ども」を大切にした設計を依頼された場合、一番肝心なことは子どもたちをどう育てるか、そのための理想の間取りは何なのか・・という親の考え方、方向性が大切です。つまり理想の育て方＝設計（間取り）になっていないと、いくらそれように設計しても育て方がマッチしないと逆に不便な使い勝手の悪い間取り・・・とかになってしまうように思います。子育てに限らず、どう住むか、どう暮らしたいかが決まっていないと「使い勝手」というあまり意味を持たない言葉で評価をされるようになってしまうと思います。本来使い勝手と、住み方はイコールでなくてもいいわけで、使い勝手が良いことに越したことはないにしても、こう住みたかった・・・こう育てたかった・・・が住んでから納得することが大切だと思う今日この頃です。

私は全く子育てにはタッチしませんでしたが笑、高三、中三の男の子も、いまもリビングにずっと一緒に居ます。親（妻）の理想だった育て方になっている。なので設計（間取り）が住み方に似合っているのでしょう。