代表中澤の日々の徒然

POST: 2024.01.20
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私の思い③家も家族だった

築50年 解体する前、引越し中の母と兄と3人で。令和3年撮影

生まれ育った家っていい思い出しかない。本当にたのしい家族の思い出がいっぱい染み込んだ家だった。

特に年末年始は思い出深い。クリスマスには家族で歌を唄いケーキをいただき、大晦日は必ずレコード大賞、紅白そしてゆく年くる年を見て、夜更かしすることが許された年越し。誕生日にはみんなで祝い、節目は必ず家族が集まった。友達も大勢遊びに来てくれた、ご近所の皆さんも気軽に顔を出してくれた我が家だった。

家は家族が主人公で、家そのものの存在感は普通ない。でも歳を重ねあとからしんみり「愛着」に気が付き、家族と一緒に居た場所、家族を見ていてくれた思い出深い場所になる。雨風しのぐだけの場所ではない。時を経て時がそう教えてくれる。

そして家族みんなで過ごせる時間って、実はほんとうに短い。ダイコクで建てさせていただいた家に、たくさんの思い出が残れば嬉しい。

今は亡き父と姉と過ごした我が家は、残念ながら長野市都市計画道路により令和3年に解体となった。

≪つづく≫

創立55周年連載企画「私の思い」3/30