代表中澤の日々の徒然

POST: 2024.01.21
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私の思い④大手町と姉

昔の大手町ビルヂング

地元の高校から一年の浪人生活を経て、東京の大学へ進学。憧れていた東京での生活がはじまります。

時はバブル景気に沸く時代、日本がいちばん元気がよかった時代に大学生活を過ごします。

渋谷の西武ロフトで黄色いエプロンをかけアルバイトしながら、よく飲んで、よく遊び、親元を離れ解放感に満ち溢れたごくごく普通の大学生活。今思うと何とも勿体ない時間をただ費やし反省も多少。

その好景気の影響もあり就職活動は不動産開発業を選択、暮らしや住宅産業には自分自身何となく携わりたい気持ちがありました。バブルが終わりかけていた平成4年に社会人デビューとなりました。

就職先は丸紅不動産。大手町の大手町ビルヂングに本社を置く総合商社の丸紅の子会社でした。入社しすぐに宅建主任者の資格を取り住宅事業部に配属され、主にマンションの開発業務に携わっておりました。

大手町でのサラリーマン生活は、バブルが弾けたといえども、とっても華やかで常に大きなパワーを感じ優越感で満たされておりました。

もちろん田舎のこと、稼業の工務店のことなどを振り返ることもなく、気に留めることもなく、ただただ多忙な日々を反復する毎日でした。しかも仕事はやりがいを感じ、勤務先はとても充実。

上司や同僚にも恵まれ、華の都でサラリーマンをずっとつづけるものと思っていました。

しかし平成5年、突然家族に衝撃が走ります。姉の病気が発覚。28才にてこの世を去ります。

家族って、兄弟って、いつもこんなに仲良くいた人が・・・亡くなるんだ、と・・・はじめて知ります。

≪つづく≫

創立55周年連載企画「私の思い」4/30