代表中澤の日々の徒然
担当者の仕事の量
今日は穏やかな日曜日です。
現在午後4時。設計スタッフの今井は北長池の新築工事現場に行き、僕は丹波島地区の住宅用土地をお客さんに紹介させて頂き、篠塚はひたすら設計図面を事務所で缶詰状態の一日。
少し落ち着いてきたダイコクです。
おかげさまで現在新築現場は7箇所、改修工事(リフォーム)は23箇所で工事をさせて頂いている。改修工事は釘1本の工事から、一千万円近くの大規模改築まで様々、仕事量は例年と同じです。
ダイコクは月に一度、社員全員が工程などについての会議を開く。(今月は明日がその日)。
議長というか進行役は社長の私。細かいチェックというよりは「月に一度、きちんと社員全員が顔を合わせる」ということが一番の目的で開催させて頂いています。あたりまえのことのように思われますが、(あたりまえなんですが・・・)意外と開催されていない工務店は多いと思います。実はこれはとても大切なことです。
話は変わりますが・・・
新築住宅の現場を預かる現場代理人、通称現場監督。「居ればいい」というものではなく、ダイコクは全員が資格(建築士などの)を持った者や長年の現場経験者がきちんと現場を把握、管理するようにしております。
ダイコクでは新築工事に関して、1人の監督に対し、担当する現場は3現場まで・・・にしています。同時に管理することができるのは、3つまでということです。
現在これは構造的なことや、扱う建材、それぞれ会社の方針により様々です。新建材を扱っている既製品の家づくりだったら、1人5現場ぐらいは見ることができると思います。
ダイコクは素材が素材なので、3現場がMAXです。それ以上になると、出来ないことはありませんが、いい家づくりはできません。ダイコクは現場が地元に多く、幸いにも手間がかからないわけですが、それでも1人3現場を限度にしています。
お施主さまにとっては、大切な掛け替えない「ひとつの現場」だということを忘れてはならないと日ごろから思っているからです。
同じことが設計にも言えます。細かな配慮が多いこの仕事も、もちろん同じ。
ダイコクの設計は、設計者が最後まで責任を持つよう、契約後も打ち合わせ担当者は設計者が行います。ファーストプランの提出から引渡しまで・・・すべて担当の設計者が最後まで「お施主さまのそば」にいます。なので自ずと数には限界があります。
設計と工務を分ける会社も多いです。大きな会社はむしろその方が多いのではないでしょうか。しっかりと引継ぎが出来、しっかりとしたやり取りができる環境・・・すなわちお施主さまの「家づくりの対する思い」が把握できていれば、何の問題もありません。むしろ大きな会社はその方が効率がいいかもしれませんし。
ただ僕は、お施主さまとの「最初の出会い」の大切さを大事にしたいと思っています。設計者にそれぞれの思い入れが生まれますし、お施主さまに対する「思い」、現場に対する「思い」が、やがていい家づくりの一歩につながるからです。
家づくりは所詮ひと対ひと。思い入れがなければいい家づくりなんてできません。「情」が湧かなければ、いい人間関係なんて所詮無理な話で、調子いい表向きの営業トーク的な人間関係だけで終わります。
工務店の仕事は、お施主さまと一生のお付き合い・・・だとすればとことんお施主さまとガッツリやりあわなければダメですよね。
これからもダイコクは設計から工務までの一貫性は絶対に変えません。