POST: 2024.03.09
メッセージ住まい・建築設計
情報過多の暮らし
昨日は地球の環境の話、今日は暮らしの環境の話です。
膨大な情報の中で暮らす時代、
私たちは厳しい環境下で踏ん張って生きています。
便利な情報化社会、自宅でもWIFIは便利ですし、手元に携帯電話がないと落ち着かないようになってしまいました。
オンラインの普及により、なかなか自宅でスイッチをオフにすることも出来ずにいます。
こうしてブログも、いま自宅で書いております。
でも便利な暮らし、楽な暮らしをすればするほど、疲れる暮らしになるのでしょう。
薪ストーブなどは、その暖かさだけではなく、むしろ薪をつくることや火を囲むことに癒されます。市街地の中の団地の中ではお勧めしませんが、火のある暮らしは、面倒ですがたのしく、気持ちいいいものです。現代人にはやはり人気になるわけです。
間取りに広がりを持たせられたり、照明の明るさをおとしたり、石油で出来たものを減らし、無垢の床板やシンプルな壁の色にするだけでも、空間での癒され方が増してきます。
高気密高断熱化を重んじるあまり、窓を減らしたり小さくしたりすることで、日差しや風が減り、外の景色を取り入れなくすることはよくないと考えています。面倒だといって緑を植えないのも、同じです。性能の良い窓にして、大きさは少しでも大きいままがいい。
やはり楽や便利を優先することは、実は暮らしにストレスを増やしている結果になっているかもしれません。
なんとも難しい時代です。ですが少しでもダイコクは大らかに居心地が良く、住んでいてなんとなくいいなあ・・・と思っていただけるよう設計に取り組んでいます。