POST: 2024.03.20
メッセージ日常
恩人
私は生まれながら身体が弱く、母に聞くとよく原因不明の熱を出していたようです。
ある時、一向に熱が下がらず、普段とは違和感を感じた母は、私を連れて車で一時間ほどの大きな国立病院を受診する。
結果は、すぐに入院した方が良い・・・との診察結果。
そこから1ヶ月程、母親と共に病院での生活を経験する。その際にお世話になった担当医が、現在篠ノ井で小児科医院を営む松浦先生だった。
松本出身の松浦先生でしたが、この出会いがご縁で篠ノ井に小児科医院を開業します。
当時の長野市篠ノ井には小児科はなく、以後地域の小児医療には多大な貢献をされることになります。おそらく篠ノ井に限らず松浦先生には、相当の方々がお世話になったことだろう。この地域で先生を知らないひとは、いない。
しかし今年2月、残念ながら一線を退くことになり、長い間の診療から引退をされました。確かに先生も親と同じ年代なのだが・・・感謝と共に寂しい気持ちでいっぱいです。
私が結婚する際には、仲人になっていただいた。前からその時が来たら先生しかいないと思っていて、お願いすることができた。以後引き続き私の子供まで親子3代で大変お世話になった。
かかりつけ医、いや私には命の恩人。医師と患者という間柄以上に深い関係でした。長きにわたり本当にお疲れ様でした。
深謝