自邸を建て終えて気がついたことがあった。
街に溶け込まない家をつくってはいけない・・・ということだ。
風景に負ける家、主張しない家をつくることが、まちの美観上だけでなく、住むひとの人柄を感じさせ、やがて自然と街並みが確立していく。
向こう三軒両隣という言葉があるが、協調していくことは大事だと考える。
かっこいい家をつくることは設計上大切だが、決して「目立つ家」はいらない。
家は住む人の人間性を映すといっても過言ではないと思う。