代表中澤の日々の徒然
POST: 2024.05.13
profile 私の思い
DAIKOKUの外壁

個別に開催させていただいております「設計説明会」というイベントの中で、よくいただく質問がございますのでご紹介します。家づくり、工務店選びにおいて今後の参考にしていただければ幸甚に存じます。
外壁の仕上げについて、その材料や工法の趣旨を説明します。
主に使用しているのは、家の撤去解体後の処分に対し、地上地中に害のない安全な天然素材のものを使用しています。
天然ドロマイトプラスターを主材料としたかきりしん(商品名)という左官材。またはシラスとよばれる火山灰を主材料としたそとん壁(商品名)という同じく職人の手仕事による左官材を使用しています。その下地には共にモルタル(セメントのようなもの)を使用しします。りしんもそとん壁も経年によるメンテナンスを必要としない、フリーメンテナンスと謳っていますが、一生涯と意味ではないにしろ、相当長持ちする壁ということは使わせていただいていて感じています。
あと法令上の規制があり市街地では難しいですが長野県の木を使用したカラマツや杉材による木の板壁。そして日本の文化であります焼杉による外壁の住まいをつくっています。焼杉の壁こそフリーメンテナンスに近いものがあります。両者共に生きた木を使用しているので反りや割れが多少生じますが、呼吸する材料の特徴でもあります。色合いの変化と合わせ自然な経年変化を楽しめます。
逆に使用しない外壁材としては、サイディングを貼るような工法は使っておりません。色の変化そしてコーキングなどの目地埋め材の劣化が心配され、塗装し直すメンテナンスが発生する場合があります。
化学的な材料を使用しないように心がけ、地中に害のないもの、そして景観やまちの風景のためにも配慮した材料を使用するようにしています。