代表中澤の日々の徒然

POST: 2024.07.13
profile 私の思い

長い目、俯瞰的な視線から②

【第2回 】住まいは みんなのもの

以前入会させていただき、たくさんの学びと貴重な出会いを得た「チルチンびと地域主義工務店の会」。

その中で設計勉強会に参加させていただいた時、ある講師からの言葉が忘れられない。

「住まいの内(中)は家族のもの、でも外は街のもの」というものでした。

家の中は住む人のためにつくるので何でもいい。しかし、外は隣近所はじめ街のものとして考えるべきではないか・・・ということ。

外とは、つまり外壁の色や屋根のかたちを近所の揃えなさいという意味です。

身勝手な色あいを避けて、調和する色を選ぶこと。

例えば切妻の屋根が並んでいたら、そのように協調させ、一緒に美観をつくっていこうと。美しい景色があれば、それに邪魔しない、負ける建物をつくること。

よく北側の家に配慮なく、片流れの高い屋根の家を見かけることもあります。そういうこともやめましょうということです。

以来弊社では、街並みやご近所にできる限りやさしく、気配りするようになりました。

【長い目、俯瞰的な視線から②/⑤】