POST: 2025.10.04
イベントメッセージ住まい・建築
2階リビング
月末に見学会を控えた「小諸の家」。
実は居間が2階にございます。
2階に居間をつくるときの弊社の理由としては、
①陽当りが期待できない場合
②敷地が小さい場合
③南側に道路が接近している場合
これらの場合に、設計段階においておススメする場合があります。
眺望が良い・・・などではなく、長いスパンの暮らしの中で、家族にとって大切なことを考慮した上での提案です。
①について
例えば、南側に高い建物や山などがあり日差しが限定されてしまう場合です。2階に居間をつくることで最も陽差しがほしい場所、長い時間使う場所が明るくなります。
②について
例えば1階の玄関や水まわりだけでも、かなりのスペースを使います。台所以外の水まわりを1階に配置、寝室や子ども室も1階に配置。その結果、大切な家族団らんの居間が大きく設計でき、家族が集まる空間が充実します。
家族にとって一番大切な場所を最優先にするべきです。また寝室が1階にあれば、夏でもかなり温度上昇による寝苦しさから解放されます。また2階の冷房が少しずつ1階を冷やしてもくれます。
③について
居間のすぐ前に大きな道路があったり、人が歩いたり、交通量な少々多めな場合、目線がよく合ってしまいがちな場合の時です。プライバシーの確保が難しいと、障子やカーテンやレースを閉めっぱなしにしないといけなくなり、次第に窮屈になります。あまり使わない2階の子ども室や寝室の方が好条件になってしまいます。
DAIKOKUでは過去に2階にリビングを置く、ことを体験して来ましたが好評です。
老後についてもデメリットはなく、1階寝室のとなりにトイレや洗面所、お風呂があることが便利になります。世話をする側、される側それぞれに静かな居場所が確保でき、ゆったりした時間がつくれます。