代表中澤の日々の徒然

POST: 2020.02.01

自分とみんな

内は自分のもの

外はみんなのもの
僕の好きな建築家の言葉です。
家の中は自分、つまり施主のものなので
なんでも自由に設計していいもの。
家の外は街じゅうみんなのもの、つまり
協調性も持ってきれいに整えましょう、
という意味合いです。
家の外とは、かたちや色づかいなど
のことになりますが、最近多くある
片流れの急こう配な屋根、北側が
絶壁の如く高く建っていたり、
色使いに配慮がない住まいに
ならないように・・・という意味です。
ダイコクの外壁は数年前より白系や茶系に
通常はご提案しています。自社である程度
のデザインの約束事をしているので、
これ以外にはならないようにしてます。
先日岡山に行った際に、きれいな焼杉
の板壁でできた住まいの「通り」を見ました。
文化的で見ていて気持ちがやさしくなります。
長野は建築文化が薄く、あるとすれば
漆喰壁でできた古民家や土蔵づくりが
旧街道添いや善光寺大門町あたりで
見かけます。門前町として成り立ってきた
からでしょうか、強いていえば、切妻屋根の
白の壁が特徴です。なのでダイコクも
白い壁を多く使用することにしています。
白い塗り壁と茶色い板の壁・・・
これを基本にして、街の美観に貢献
できればと考えています。