代表中澤の日々の徒然

POST: 2009.03.03

プライバシーよりも、『遠慮』が家族をつくる

『2階は夫婦の寝室と納戸以外仕切らなくてもいいくらいですよ!』と或るお客さまが言っていた。なるほど・・・まったく同感できる話である。少々大げさかもしれませんが、考え方としては決して間違っていないと思う。

子供のプライバシーはどうするのですか?という人がいるかもしれない。年頃の女の子や高校・大学受験時には必要になってくるでしょう。でもそんなに敏感にならなくてもいいように最近は思う。家族が全員揃ってそこで生活する時間なんて長いようで短い。廊下を作って個室を設け快適な(ような)空間をつくるよりは、家族の音や気配が感じられる空間をつくった方が、いろんな意味でいいと思う。欧米では『プライバシー』を尊重するが、日本には、『遠慮』するというすばらしい伝統がある。日本人は思いやりをもって接することができるはずだ。受験時の一年ぐらい、遠慮してテレビを消したり、小さい音で見ればいい。家族って他人同士が住む集合住宅ではないのだから、それぐらいいいだろう、と思う。まずは家族を思う気持ちが、人格をつくり、礼節を学び、人を思いやると言ったことの原点をつくり出すのではないかと思う。間取りや設計という仕事の中で、気づきがいっぱいある今日この頃です!