代表中澤の日々の徒然
POST: 2009.04.08
日本の土木魂
今日は次男の幼稚園入園式があり、たまたま水曜日(定休日)とも重なったことからお休みを頂戴しました。次男は既に昨年から未満児としてお世話になっていたので、新鮮な入園式とまでは行かないが、節目でもあり改めて入園式に行くことにした(ようだ・・・子供のことは奥さん主導なもんで・・汗)。
帰宅し久しぶりの休みということで、奥さんと子供たちが留守のすきに、一人のんびりビデオを見ることにした。先日二夜にわたって放送した「フジテレビ開局50周年記念ドラマ 黒部の太陽」をやっと見ることができ、大満足の休日となった。香取慎吾主演による当時の苦難な工事を再現したドラマである。
黒四(黒部川第四ダム)建設には想像を絶する難関工事が待ち受けていたが、大勢の犠牲者の下に最後まであきらぜず完成させた物語は、とても有名な話だ。恥ずかしい話、私は長野県に生まれながら、まだ黒部ダムに行ったことがなく、それだけに興味をいつも抱いていた。ドラマではあるが、男たちにとって、そしてそれを支えた家族、関西電力と請け負った建設会社(熊谷組)の当時の状況が痛いほど十分に伝わってきた。
こんな若輩の私が言うのはとても失礼なのは十分承知だが、この国の「土木魂」を改めて教えさせられた。日本の国のために働くことへのロマンとその精神性など、最近よく使われているダーク的な「公共事業」というチンケな言葉とは全く違った次元での、正に「請負業の使命を果たす」ことへの情熱を同業人として改めて感じた。悪ではない、利権がない大切な公共事業のためにも、是非とも土木大手にはこの逆風の中で頑張ってもらいたいと思う。「公共工事」という言葉をダークにしたのは、建設会社ではないのだから・・・。