覚悟

 
今、私の机上に一冊の冊子がある。

今日開催されたある会合で県産材を使ったダイコクの家が、完成するまでの期間にどれだけのＣＯ２を排出しているかをまとめた本がある。県林務部さんと信州大学さんがダイコクの家を使い、調査研究した報告書です。

内容は、住宅建築に使われた木材が、林地から材木屋さんを経由して製材所に運ばれ、ダイコクの工事現場で使われるまでの、すべてのCO２の排出量が発表されている。その結果は整理でき次第ホームページ上で公表したいと思っております。

住宅をつくるには、予算などのたくさんの条件が関わってきます。そうした中でも、できるだけ多くの現場で、できるだけたくさんの地元の木を使うことを、改めて今日の報告を聞いていて心に決心した次第です。

どんな仕事も同じだと思いますが、覚悟を決めて自分の道を決めた以上は、それなりのリスクと闘いながら全うしなくてはならない。単なるエコブームだけでなく、体裁良く環境にいいことをイメージするだけでなく、実際に目に見える数字として「環境に貢献できる」という本当に価値のある家を、これからも追い求めて生きたい。

またこの研究で、たまたまであったと思いますが、弊社を選んで頂いた方々に、心から御礼を申し上げます。