代表中澤の日々の徒然

POST: 2009.08.17

あらためて・・・

一昨日の終戦記念日の晩に、ある映画がフジ系で放映されていた。

「硫黄島からの手紙」長野市松代町西条出身の栗林忠道中将が最期の総指揮官をつとめられたことはあまりにも有名だ。

クリント・イーストウッドが監督のこの作品、映画上映されながら時間的に機会を失っていたが、テレビではあるが念願が叶った。

話は変わるが、僕は気分転換に地蔵峠にある「十福の湯」によく出かける。その道中に栗林中将がお生まれになられた西条という集落が存在する。そこを通る度に必ず、必ず栗林中将を思い出す。ここから激戦地である硫黄島へ行き、逆に硫黄島からここに住む家族のことや、この風景をどんな思いで馳せていたのだろうかと。

海軍の山本五十六大将や栗林忠道中将、共にハーバード大学への留学経験を持つ二人。世界を知っているだけに、この戦争には反対だったと記憶している。この人たちがやがて最前線に送られ、若い兵士らと行動を共に最期の時を迎える。・・・いつもやるせない気持ちでいっぱいになる。

今は平和に暮らせ、こうしてお盆を普通に家族で過ごせる世の中を、あたりまえに思うことなく、次代の息子たちへも「大切なこと」をきちんと伝えていかなければと改めて思う。