代表中澤の日々の徒然

POST: 2009.09.20

二世代住宅の設計

今日は午前中、長野市内に建つ2世代住宅の打ち合わせをした。

2世代住宅はいろいろな生活スタイルがあり、千差万別。親子関係の内容により間取りが違ってくる。敷地内に一つの建物なのに、真っ二つに家を別けてつくることは好ましくない。一緒に住む意味もないし、後々片方が残されて、もったいないスペースになる。だったら、同じ敷地内に、別々に小さい家をつくった方が好ましいように思う。

理想は今日のお客さまである。一つの建物に、2世代が共有する(できる)スペースをたくさん持っていることだ。寝室以外はほぼ共有スペース。孫の顔、家族の顔が近くにある場所に、親のいる部屋をつくる。決して孤立させない、そんな間取り。延床面積46坪(施工面積53坪)のまとまったお家になった。

どんな家族構成になっても、死に部屋のない家が一番である。大きくつくり過ぎないことが最良であると感じる。

同居をしているOBのお客さまの話を伺ってみると、大変いい話を伺える。

家族内での気配りはもちろん、遠慮という優しさ、思いやりという優しさなど、単家族にはない財産がたくさん発見できるらしい。

実際大変な面ももちろんあるが、その分、人として一番大切なことを教わるのだろう・・・。